ジャニオタ 走れメロス
ジャニオタのメロスは掛け持ちで欲深い少女である。DREAM BOYSの参戦服の買うため出掛けていた。しかし東京ドームが恋しくなり、水道橋駅に降りた。すると、昔は賑やかだった東京ドームはとても寂しく落ち込んでいた。
メロスは町の人から、非ジャニオタの王様が東京ドームなど要るものかとジャニオタを虐殺しているという事実を聞き、激怒する。邪智暴虐（じゃちぼうぎゃく）の王を暗殺しようと決意した彼女は、QUEEN OF PIRATESのペンライトを携えて城へ侵入するもすぐに捕まる。さらに王に向かって「エンターテインメントを疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ」と言い放つ。
そうして死刑が確定したメロスは、少年たち 君にこの歌を の公演を見届けるために、3日後の日没まで猶予をくれと頼む。そして中丸雄一というかつてデビューコンサートで東京ドーム公演を成し遂げた自担を人質として差し出した。非ジャニオタの王は、メロスが中丸雄一を裏切って逃げるのもまた見ものだと思い、これを承諾する。
メロスは一睡もせず走って家に戻り、少年たちの公演を見届けた。そして最後の1日の明け方、目を覚ましたメロスは東京ドームへとひた走った。渋谷のごった返したスクランブル交差点の人混みを掻き分けてく、襲ってきたジャニーズショップとアイランドストアの誘惑に打ち勝ったメロスだが、ついに体力の限界を迎えて動けなくなってしまう。
一度は諦めかけたメロスだが、それでも自分を信じて待っている中丸雄一のもとへ走り始める。血を吐いてボロボロになりながらも、彼女は日没直前の瞬間、処刑台の前へと滑り込む。
中丸雄一は、一度だけメロスを疑ったことを白状し、メロスもまた一度だけ中丸を裏切りかけたことを白状する。2人は一瞬目が合い、お手振りを貰い中丸雄一に目を逸らされる。
この美しい自担への愛を見た非ジャニオタの王はメロスを無罪にし、さらには「自分にも布教してくれ」と懇願した。
〜 あとがき 〜
とあるジャニオタの友人がメロスのように自担にメロりながらキレていたのでLINEの名前をメロスに変えました
そこからなんとなく書きたくなって出来た作品です
「なぜ中丸雄一を人質に…？」
と言われるとその友人の自担の一人、というのと『絶対に迎えに行かなくてはならない』というドデカプレッシャーがあるので中丸雄一さんにしました
中丸雄一様、大変申し訳ございませんでした
皆さんは誰かに激怒してもクイパレのペンラを携えて乗り込まないでくださいね
原文 走れメロス参考サイト ↓
【1分間名作あらすじ】親友を人質にし、走り抜けた青年の物語――太宰治『走れメロス』 | ダ・ヴィンチニュース
友情出演
DREAM BOYS
東京ドーム
Baby gone/HiHi Jets
QUEEN OF PIRATESのペンライト
少年たち 君にこの歌を
Johnnys shop
ISLAND STORE
中丸雄一
では、また〜
